フジツボ類・藻類の付着防止で世界で初めて特許を取得!(2015年9月に特許取得)特許番号5802058号
長期係留中に避けられないボート・ヨット船底への貝類・藻類、フジツボ類の付着。
船舶の船底部は水面下に潜む生物の攻撃からは逃れられないのが現実です。
少しでもそれを避けるべく、これまで様々な船底塗料が開発されてきました。
しかし従来、海洋汚染の問題などもあって「特効薬」となるようなものはありませんでした。
そこで私たちは、1998年より試験研究に着手。
亜塩素酸ナトリウム水溶液から生成される二酸化塩素の「除菌」効果に注目し、マリンユースに転用。
環境にやさしいマリンボンベールを完成させました。その効果は、様々なケースで実証されています。
■塗膜中に、亜塩素酸ナトリウム(pH8.5)が海水(pH≒8.1)溶解することで弱アルカリになり二酸化塩素を発生しやすい状態になっている。
■海水に溶解した亜塩素酸ナトリウムがフジツボ類の幼虫(酸性タンパク質部)や塗膜中の酸部(カルボシキル基等)に接触し、二酸化塩素を発生させている。二酸化塩素の酸化作用にて酸性タンパク質部を分解し、同時に遊離、無害な物質(例えば炭酸ガス・水・糖分等)に還元する。
■初期に付着するフジツボ類の幼虫が死滅されたため、二酸化塩素の効果はないが、付着までの期間(幼虫の付着)が長くなっている。
二酸化塩素は、塩素(CL)としての腐食性や毒作用はありません。
FRP板に船底塗料のみの場合(A)と、船底塗料にマリンボンベールを添加した混合塗料を塗った場合(B)とで比較。
開始から約8ヵ月が経過したた2011年6月26日にチェックしたところ(A)ではわずかに船底にフジツボ類が付着していたが、(B)はまったく付着が見られなかった。
さらにフジツボ類繁殖時期のピークである夏シーズンを経た2011年10月26日のチェックでは(A)は付着がさらに進行していたが、(B)は相変わらず表面への付着がなく、フジツボ類が付かない技術「マリンボンベール」の効果が実証されたカタチとなった。
2011年5月2日、トーハツ23フィ-ト艇でテストを行う。
船底塗料はシージェット033黒(容量2kg)1缶を使用し、マリンボンベール(容量30cc)1瓶を添加。
船底塗料2kgに対してマリンボンベール30ccを良く混ぜて混合し、船底塗料の仕様に基づいて塗布した。
その後約6ヵ月間、桟橋で係留保管し、11月4日に上架。その結果、未塗装のスカッパー部分にフジツボ類の発生が確認されたものの、艇体にはまったくフジツボ類の付着が見られなかった。(a)
内航船:日本国内の貨物輸送だけに使用される船
12か月
①スラスタ-(船舶の推進装置スクリュ-部)トンネル
②シーチェスト(船外吐出口)グレ-チング内部配管部
(添加剤「マリンボンベ-ル」1.5%添加=塗料2kgに対して30cc添加)
●シリルポリマー加水分解型防汚塗料(非錫系船底防汚塗料)
タカタ クォンタム 漁船用 赤(NKMコーティングス株式会社製品)
●2回塗り シンナー使用せず
2015年4月・・・2年4か月検証でも効果確認
◯船底塗料2kgに対してマリンボンベール(船底ガード剤)40ccを添加し、良く撹拌(水分が混ざるまで)した後、船底塗料仕様に基づいて塗布してください。(標準使用目安)
◯当社推奨は、2回塗りです。
◯用途以外には使用しないでください。
◯幼児・子供の手の届かないところに保管してください。
◯本品は単独でご使用ください。
◯直射日光、高温多湿なところに置かないでください。
◯使用後は、キャップを締めて、立てた状態で保管してください。
◯誤って飲み込んだ場合は、大量の水を飲んで吐き出してください。
◯誤って眼に入った場合は、良く洗い流してください。
◯異状を感じられた時には、使用を中止し、医師にご相談ください。
マリンボンベール Marine Vent Vert
亜塩素酸ナトリウム水溶液 Naclo2
100℃
1.001
8.5±0.5
完全水溶
ほぼ透明色
良好
良好
弱いオゾン臭(ほぼ無臭)
40ml 3,000円/本(税別) 80ml 5,000円/本(税別) 1L 25,000円/本(税別)
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マリンボンベールは弊社にて販売しております。
購入やご相談は弊社に直接連絡頂くか、問い合わせフォームにてお気軽にご相談下さい。